ワークショップ 『ワールド・ダイアログカフェ』開催レポート
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「ヒトゴト」では、普段は、
1人ずつお話しを聞かせていただいたり、
話し手をお招きし、何人かで集まってお話しを聞く、
ということをやっています。
たまには、参加者の方が「聞く」ばかりではなく、
参加者同士でお互いに「聞く」と「話す」の
両方をおこなう場を作ってみたいという思いから、
対話のワークショップを開催しました。
「ワールドカフェ」というのは、
参加者同士で対話をするための手法の一つで、
目的や課題のある会議とは異なり、
カフェでのおしゃべりのように、
くつろいだ雰囲気で話しをするのが特徴です。
以下は、当日の様子のレポートです。
【開催概要】
日時:2013年3月20日(水・祝)14:20~16:40
会場:「渋谷 カフェbeez」
東京都渋谷区渋谷2-22-14 渋谷二丁目ビル7F
参加費:社会人以上1,500円、大学生1,000円、高校生以下500円
参加者:21名
日時:2013年3月20日(水・祝)14:20~16:40
会場:「渋谷 カフェbeez」
東京都渋谷区渋谷2-22-14 渋谷二丁目ビル7F
参加費:社会人以上1,500円、大学生1,000円、高校生以下500円
参加者:21名
14時に開場し、受付開始です。
ペンを受け取り、名札シールにニックネームを書きます。
![](./images/photo/00213(5).jpg)
この日は、渋谷ヒカリエの隣りにある
「beez」というカフェを使わせていただきました。
![](./images/photo/beez.jpg)
ワールドカフェのイメージにぴったりの、
ひろびろとして落ち着いた場所でした。
14時20分、ワークショップ開始。
![](./images/photo/00180(1).jpg)
最初に、ワールドカフェのやり方を説明します。
説明が終わった後は、チーム分け。
![](./images/photo/00213(2).jpg)
参加者同士で名札のニックネームを確認しながら、
50音順に一列に並び、その順番で最初の
テーブルを決めます。
![](./images/photo/00214(3).jpg)
テーブルごとに4人ずつ分かれて座ります。
この数は、「話す」と「聞く」がバランス良く出来る、
ちょうどいい人数なのです。
※この日は、5人のテーブルもありました。
![](./images/photo/DSC00317.jpg)
最初のラウンドがスタート。
決まった手順や流れはありませんが、
自然と、お互いの自己紹介が始まっていきます。
![](./images/photo/00214(10).jpg)
今回のテーマは『5年後の幸せ』。
「幸せ」の定義や価値観は人によって様々ですが、
そこが、話しをしていて面白いところでもあります。
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テーブルの上には大きな模造紙が置かれていて、
出てきた話しや、感じたこと、気がついたことなどを、
自由に模造紙にメモしていきます。
唯一決まっているルールは時間の制限だけ。
25分が経過したところで、1回のラウンドが終了です。
![](./images/photo/00185(1).jpg)
ラウンドが終わった後は、一人だけテーブルに残り、
あとの人たちは、別のテーブルに移動します。
テーブルに残った人は、そのテーブルで出た話しを、
新しくやって来た人に説明して、共有するようにします。
移動した後、次のラウンドがスタート。
お互いのテーブルで出た話しをお互いに伝え合います。
![](./images/photo/00187(13).jpg)
このように、テーブルを越えて話しが伝播していくことを、
ミツバチが花粉を運ぶ様子にたとえて「他花受粉」といい、
ワールドカフェの大きな特徴です。
![](./images/photo/00214(9).jpg)
テーブルに、お菓子が配られます。
話しの途中、飲食は自由。
「beez」では、コーヒーやコーン茶などの飲み物が、
フリードリンクで提供されています。
![](./images/photo/DSC00319.jpg)
いわゆる議長やファシリテーターのような、
場をリードする人はおらず、
全員が同じ立場で参加するということも、
ワールドカフェの特徴です。
![](./images/photo/00185(6).jpg)
25分が経ち、ラウンド2が終了。
テーブルマスターの人を残して、
他の人は別のテーブルに移動します。
![](./images/photo/00185(3).jpg)
また次のテーブルで、模造紙の上で
今までの話しが混ざり合いながら、
新しい話しが生まれていきます。
![](./images/photo/00187(4).jpg)
ラウンド3が終了した後は、
再び、最初のテーブルに戻って、
最後のラウンド4の開始。
![](./images/photo/00185(2).jpg)
各自が別のテーブルで話してきた内容を
報告しあいながら、あらためて、
気づいたことなどを話します。
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模造紙には、自分の書き込みの横に、
別の人の言葉が書き加えられたりします。
それを見るのも、最初のテーブルに戻ってきた時の
楽しみです。
![](./images/photo/DSC00327.jpg)
これで、すべてのラウンドが終了です。
会議や研修であれば、ここでテーブルごとに
意見のまとめや、感想の発表をおこなうと思いますが、
今回は、参加者の方々が対話に集中しやすいよう、
そういったプレゼンは無しにしました。
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代わりに、大きめのポストイットを配り、
一人3つまで、印象に残った言葉や、
気づいたことなどを書いていきます。
![](./images/photo/IMG_5602.jpg)
ポストイットを、壁の模造紙に貼っていきます。
今日、この場で話されたことが、
おおまかに、全員の間で共有されます。
ワークショップは16時半に終了。
![](./images/photo/00189(3).jpg)
17時まで会場は貸し切りになっているので、
その場で交流会をおこないました。
![](./images/photo/DSC00325.jpg)
最後に、参加者の皆さんで集まって写真撮影。
カフェ「beez」代表の鈴木さんに撮っていただきました。
![](./images/photo/IMG_5595.jpg)
女性の割合が多かったということもあって、
初対面同士でも、すぐにリラックスした雰囲気で
話しが弾んだテーブルが多かったようです。
![](./images/photo/00185(11).jpg)
また、今回は、10代の高校生から40代の社会人まで、
幅広い年齢層の人たちが集まり、
普段の生活では接点のない人たちと話しをすることで、
新しい視点を知る、良い機会になった気がします。
![](./images/photo/00183(1).jpg)
どこのテーブルでも、
時間が足りなくなるほど盛り上がっている様子を見て、
あらためて、この「ワールドカフェ」という対話の手法は、
「話す」と「聞く」をまんべんなく出来る、
とても面白いやり方だと思いました。
![](./images/photo/00213(6).jpg)
次回の開催日は、決まり次第facebookページ上でお知らせしますので、
ご興味ある方は、こちらもご覧ください。