鈴木教久
                |  | 昼は広告代理店でプロデューサー。 夜は、趣味で「人狼ゲーム」のiPhoneアプリを作ってます。 好物はアイスクリームとペペロンチーノ。 PS3版のスーパーストリートファイター4にはまっています。 (フレンド募集中です!) ■人狼ゲーム for iPhone http://werewolf.mo61.mobi/ | 
(2012年4月 東京都港区にて)
                  創造の原点
(鈴木教久:) 今日は、暴風の中、お越しいただいて、ありがとうございます。
(清水宣晶:) 外は、今までに経験したことがないぐらいの、
ものすごい風ですね。

鈴木さんの仕事のことも、とても興味あるんですが、
今日は『人狼』のことを聞かせてもらおうと思って。
話しが途中でブレないように、
自分用に、段取りをメモしておきますね。

なるほど!
それは、わかりやすくていいです。
鈴木さんは、以前には、
ゲームを作った経験てのはあったんですか?
小学生の頃は、紙のゲームを、よく作ってたんです。
僕は、自分に唯一、特技があるとしたら、
ゲームバランスを調整することだと思うんですよ。
ゲームバランスを調整すること!?
そういうのが、好きなんですか?
すごく好きなんですよ。
そういう性格なんでしょうね。
それは、向き不向きありますよね。
かなり緻密な計算が要求されるでしょう。

小学校2年生ぐらいの時に、
サイコロの掛け算の期待値とか、
学校で教えてくれるわけじゃないんですけど、
自分で計算してたんです。
小学生の低学年で?
サイコロを2個振った時の値を、
6×6の36個のマスの中に入れていって、
その平均を出すと、12.25っていう期待値になるんです。
そういうのを自分で発見してました。
(笑)スゴい!
確率とか統計を学校で勉強する前に、
自分でやり方を編み出しちゃってるんですね。
たとえば、サイコロの2乗に、
どういう数字を掛け算したり足し算したりすると、
攻撃力のパラメーターとしてバランスがいいか、
みたいのを考えたりとか。
うんうん。
ドラクエみたいなゲームを作る時に、
その計算式の調整は、ものすごく重要ですよね。
そうなんです。
当時、ゲームを作る時に目標にしてたのは、
授業の休み時間に遊ぶ時、
5分でみんながその面白さがわかって、
また次の休み時間に続きをやりたいと思ってもらう、
ってことだったんです。
その発想が、もう、
すでにプロっぽいですよ。
あの頃の自分が、わりと、
今の自分のライバルですね。
時間から逆算して、設計していくんです。
たとえば野球ゲームだったら、1回分の攻守を5分として、
それでちゃんと遊べるように、クラス全員を選手として、
それぞれパラメーターを入れていって。
ぶははははは!
ファミスタの、リアル友達版を作っちゃったみたいな。
それも、カードゲームなんですか?
カードです。
この人は、投げられる球種の数が多い、とかあって、
ピッチャーは、手持ちのカードから投げる球を選んで、
バッターは、打つか打たないか決める、と。
投げた球に対して相性がいい選択をしたら、
ヒットになる、ってことですね。
そう、で、サイコロ振って、
プレイヤーのパラメーターで掛け算をして、
この数字の場合はツーベースヒット、とか。
そういうのって、何か、
その頃に遊んでたゲームから、
着想を得て作ってたんですか?
僕の場合は、着想は、
カードゲームやテーブルゲームからじゃなくて、
テレビゲームからだったです。
あ、元は、カードゲームじゃないんですね。
学校じゃファミスタは遊べないから、
代わりにカードで作っちゃおう、と。
そう、そういう発想です。
ほんとは、テレビゲームが作りたかったんですよね。
で、大学生で、ゲーム会社でアルバイトをしてた時、
先輩に、プランナーをやりたいっていう話をしたら、
「プランナーはつぶしがきかないから、
プログラムも書けたほうがいいよ」って聞いて、
卒業後に、プログラムを書く会社に就職したんですね。
そこでは、
ゲームを作ってたわけじゃないんですか?
ゲームじゃなくて、サーバ系の、
UNIXのコマンド用のプログラムとか、
web系のプログラムを作ってたんですけど、
今思うと、そこの会社がすごく良くて、
ソースが、ものすごくキレイだったんですよね。
最初にプログラムを勉強する時に、
どういうソースを見るかっていうのは、
ものすごく重要ですよね。
はい、そう思います。
ただ、その頃にすごく感じたのは、
どんなにいいプログラムを書いても、
インターフェイスとかデザインが悪いと、
ユーザーの興味を惹かないっていうことだったんです。
だから、その後に、webデザイナーに転身して。
プログラムだけじゃなくて、
デザインのことも自分で勉強したんですね。
その頃に「web Creators」っていう雑誌が創刊して、
管理者画面がすごくかわいい、っていうのが売りの、
自作の掲示板プログラムを掲載してもらったことがあったんです。
(笑)管理者画面がかわいいってのは、
本当のオシャレですよ。
あはは・・ありがとうございます。
それの派生で、フルCMSの、
ブログみたいなものを構築できるパッケージを作った時、
友達の家入一真さんが、それを見て、
自社サービスとして使いたいって言ってくれて。
それで、そのサービスと一緒に3年間、
paperboy&co.にジョインして仕事してたんです。
そうだったんですか!
それも、デザインにこだわったCMSだったんですか?
そう、やっぱり見た目を重視してて、
デザイナーさんとか、写真家さんとか、
そのデザインを気に入ってくれた人が使ってくれてましたね。
そういう経験があるから、
自分でひととおりの制作が出来ちゃうんですね。
僕、『人狼ゲーム』を、
キャラクターデザインもプログラムも全部、
鈴木さん一人で作ってるっていうことに、
ものすごくビックリしたんですよ。

「市民」の絵なんかは、
10年以上前のすっごい古い雑誌とかから、
写真や服をピックアップして、それを元に
レタッチしまくってるんです。
顔とか服とかもう、元のものとは全然違うんですけど。
いちおう、元の写真があるんですね。
はい。で、やってるうちに、
もう元の顔とは関係ないぐらいにレタッチしちゃうんだから、
身体のバランスだけがわかればいい、って思って、
途中から、自分でポーズをとって写真を撮るようにして。
これも、モデルは僕なんですよ。

そうなんですか!
もう、完全に本職のレタッチ技術ですね。
なんかコツをつかんできました(笑)。
今、VPSのサーバーを借りて、
環境を構築してるんですけど、
ちょっと、サーバーの管理とか、
プログラムまでやるのは厳しいって思うこともあります。
でも、仮に、3人で手分けして作るのとどっちが楽しい?
って考えたとき、、、どうせ遊びだって考えたら、
スピードを重視する必要もないし。
一人でやった方が楽しいかもな、って。
そうですよ。
自分で全部を作れるっていうのは、
仕事じゃないからこそ出来る、最高の遊びだと思います。
やっぱり、ゲームで遊ぶのも面白いですけど、
自分が作ったものを人に遊んでもらう、
っていうのは、更に面白いですよね。
そうなんです。
あと、iTunesのAppStoreのランキングで、
自分のソフトが、大手のゲーム会社さんのソフトと、
同じ土俵で競えるなんていうのも、
すごく嬉しいことですね。
憧れの会社さんたちですから!
『人狼』のバランス
『人狼ゲーム』っていうのは、もともと、ベースになってるのは、カードゲームなんですよね?
そうなんです。
カードをみんなで配って行って、
ゲームマスターの人が進行をするゲームだったんです。

『人狼ゲーム』は、どこかの会社や人が
著作権を持ってるっていうわけじゃないんですか?
昔からあるゲームなので、
『じゃんけん』みたいに、誰のものっていうのはなくて、
コモンライセンスになってるんです。
カードゲームも、何社かから出ていて。
じゃ、誰でも、
自由にオリジナル版を出したり、
カードをアレンジしたりしていいんですね。
そう、そういう、
コモンライセンスになってるっていうのが、
iPhone版を自分で作ってみようと思った、
1つの大きな理由でした。
この、iPhone版のカードは、
元の『人狼ゲーム』にあったものじゃなくて、
鈴木さんが追加してるものなんですか?
僕が追加してるものもあって、
カードの役職の名前の付け方なんかも、
オリジナルからは変更してます。
iPhone版の「吸血鬼」っていうカードは、
カードゲーム版では「妖狐」って言ったり、
「ハムスター変化」って言ったりで、
なんで人狼とハムスターが戦うのか
ちょっと意味わからないんですよね(笑)。
(笑)「ハムスター変化」って!
それ作った人も、スゴいセンスですね。
そのまま使うと、
ストーリーとの辻褄が合わなくなってくるので、
カードは、基本的には、
自分が納得する形で入れるようにしてますね。
ただ、これまでに普及している人狼ゲームの
カードを、そのまま使いたい人狼ファンの方も
たくさんいまして、そのバランスを取っています。
そのカスタマイズの時、
ゲームバランスが崩れたりはしないんですか?
今回、カードの枚数を考える時、
このカードが入ると勝率がどう変わるか、
っていうことを計算して、調整をしたので、
元のものよりもバランスが改善したと思ってます。
『人狼』って、プレイヤーの人数が奇数か偶数かで、
ゲームの進め方が大きく変わってくるんですよ。
ロジックで、かなり細かいところまで
考えることができるんですね。
そういう要素を考えて、
このカードとこのカードが入ると、
どのぐらい影響し合うか、っていう表を作って、
バランスをとりながら、カードを追加するようにしてます。
社会の縮図
鈴木さんが『人狼ゲーム』を作ろうと思ったのは、元のゲームが面白いと思ったからなんですか?
初めて『人狼』のカードゲームやった時に、
衝撃的な体験があったんです。
おお!?
僕の大好きな先輩が、
明らかに僕は「市民」だっていう感じになってるのに、
「なんとなくゲームを誘導してるように見えるからあやしい」と、
疑ってきたんですね。
ロジックで考えると、僕が「人狼」である可能性はほぼ無かったので、
じゃあ先輩が「人狼」だ、と思って、裁判で処刑したんです。
先輩が、「人狼」であることを隠すために、
鈴木さんが「市民」なのを知った上で、
疑いをかけてきたと思ったんですね。
でも実際は、その先輩の、単なるミスだったんです。
そのことが、忘れられないぐらい、
自分の中ではトラウマのように残って、ドーンと、
胃袋のあたりが痛くなる気持ちになったんですよ。
こんなに自分を重たい気持ちにさせたゲームは初めてだな、
と思って。
それは、なんだろう、
自分の想像を超えていたから、っていうことですか?
『人狼』をやると、
一見、ロジックで判断が出来そうなんですけど、
でも、理屈どおりには進まないじゃないですか。
パズルゲームみたいに、
完全にロジックで完結するものじゃなくて、
人が関わってるから、気分とか、誰かのミスとか、
偶発的なものが入ってきますよね。
マンガとか探偵物の小説の話だったら、
理屈が通れば、それできれいに解決するんですけど、
でも、現実の世界は、いくら古畑任三郎みたいな人が
筋道を立てて理屈を語っても、
まわりの人が、「あの人はあやしい」って言えば、
その人が犯人になっちゃったりしますよね。
雰囲気とか世論みたいな、感覚的なもので、
犯人が決めつけられるってことはありますね。
その理不尽さが、この現実社会なんですよ。
それを、僕は理解してなかったんです。
自分の大好きな先輩を疑う、「黒い自分」を発見して、
自己嫌悪を感じちゃったんですね。
そこまで感じちゃったんですか!
そう、なんか、『人狼』を通じて、
本当の自分を見ちゃった気がしたんです。
やっぱり自分は黒かったか、みたいな。
でも、他の人に聞くと、別に、
僕のことを、黒いとは思ってなかったりして、
感じ方って、人によるんですよ。
それで、このゲームは鏡なんだな、って思ったんです。
ゲームへの接し方で、
自分自身のことがわかるんですね。
そう、やる人によって、
結局は自分自身が映し出されていて。
それが何か、今の人たち、
特に日本人に必要だと思ったんですよね。
それで作り始めた、っていうのがきっかけだったんです。
最初に『人狼』をやった時に、
かなり、惹きこまれたんですね。
惹きこまれましたね。
その一方で、こんなゲームは二度とやらない、
って思うぐらい、拒否反応もすごくありました。
で、二回目、三回目ってやり続けた時、
自分の考え方をガラっと変えて、
「人狼を探す」っていうスタンスから、
「人狼じゃないと思う人を探す」
っていうスタンスに変えたんです。
ああ!
「疑うゲーム」から、
「信じるゲーム」に変えたんですね。
はい。
日本人て、なんとなく、
この人は、ここに所属してるから大丈夫、とか
なんかいい人そうだから大丈夫だろうって、
契約書も結ばないで信じちゃうこと多いでしょう。
あの人の知り合いだから間違いないだろう、とか。
そうそう!
でも、それって、
本当の意味で信じてるわけじゃなくて、
ちょっとしたことで、信じてた人が、
もう信じられない人、に変わっちゃうんですよね。
『人狼ゲーム』をやってると、
色んなアクシデントがありながらも、
話してるうちに、相手のことを理解していって、
だんだんと「信じられる」関係に変わっていくんです。
これが、本当の「信じあう」だな、と。
コミュニケーションの過程で、
少しずつ、信頼が築かれていくんですね。

そうなんです。
これって、相手の立場に立つことが出来るかどうか、
っていうゲームだったりするんですよね。
自分が「人狼」のカードを引くとわかるんですけど、
「人狼」のカードを引くと、手が震えますし、
誰かに「人狼ですか?」って尋ねられた時に、
「違います」って言うのって、結構難しいんですよ。
(笑)たしかに。
どこかに、動揺があらわれますよね。
心臓がドキドキしたり、
手が震えるのを抑えるのに、苦労するんですね。
それを一回体験すると、自分と同じように、
手が震えてる人がいるかとか、そういう視点になってくるんです。
でも、「人狼ですか?」って聞くこと自体、
日本人って、苦手なんですよ。
「あなたウソついてますか?」とは、
なかなか正面から聞けないですよね。
そうなんです。
でも、そういう確認をお互いにすることが、
決して悪いことじゃないって、
なんとなく、わかってくる。
なんか、演劇的ですね。
ロールプレイングとして、たとえば泥棒とか、
普段の自分と違う役割を与えられて、
それを演じるっていうのは、相手の立場に立って想像する
っていうことの、すごくいい訓練になると思うんです。
そういうことが出来るゲームなんですね。
まさに、そうですね。
自分がこのカードを引いた時にはどういう態度を
とればいいですか?って聞く人もいるんですけれど、
基本的には、ウソをついてない人のほうが多いんだから、
みんなでウソをつかないで、
自分が思ってることを信頼ベースで話していったら、
市民側が負けるはずがない、っていうのが、
僕の理論なんです。
スゴい!
これ、ある程度回数を重ねないと
その奥深さがわからないですね。
『人狼』は、
社会の縮図みたいな感じがします。
『ドッグヴィル』っていう映画があるんですけど、
僕は、『人狼』をやってて、
その映画のテーマにすごく近いと思ったんです。

どういう映画なんですか?
人里離れた小さい村に、
素性の知れない美人が一人迷いこんでくるんですけど、
閉鎖的な村だから、みんな最初あやしむんです。
住人に受け入れてもらうために、
その女は、自分はあやしいものじゃない、
っていうことを必死で訴えるんですね。
それを信じる村人と、疑う村人の二通りに分かれて、
話し合いを毎晩繰り返すうちに、
村人ひとりひとりの本性が現れてくる、
っていう話しで。
ああ、なんか、似てますね。
『人狼ゲーム』のコンセプトは、
「あなたを信じています、私を信じてください」なんですよ(笑)。
そういうコンセプトがあったんですか!
僕の中にだけあるコンセプトなんですけどね。
ゲームを作る時は、言いたいテーマがまずあって、
それを表現する手段として、
絵とか音楽とかいろいろある中で、
僕は、ゲームを通じて表現している、
っていう感じなんです。
今、オンライン版を作ってるんですけど、
そっちはストーリーをちゃんと作ろうと思っていて。
時代や舞台を設定して作ってるんですか?
14世紀のヨーロッパが舞台で、
当時、ペストが流行して、
人口が3分の1ぐらい減ったんです。
それは、疫病だけのせいじゃなくて、
伝染病と疑われている人が集められて、
魔女狩りのように殺された人もいるんですね。
その時代に人狼がいて、っていう話を作ろうと思ってるんです。
お互いに対して、
疑心暗鬼になっている雰囲気なんですね。
その中に、テレパシーの能力を持った人がいて、
別のプレイヤーと秘密の会話ができる、、みたいな。
詳しくはゲームができあがったら
お見せしますね!
面白い!
他のプレイヤーには知られずに、
会話をすることが出来るようになるんですね。

人狼っていう存在が、ゲームの寓話ではなくて、
実は現実世界でも、過去に、
ヨーロッパの人口の3分の1を奪うぐらいのことがあって、
その人間性は、今の時代もそんなに変わってないよね、
っていうことが伝われば、いいのかなあと。
仮に今、新種のウィルスなんかが登場したら、
また、ペストの時みたいな混乱が起こる可能性が
ありますよね。
ちょうど、「人狼」を作ってる最中に震災が来たので、
なおさら、そのことを考えたんです。
これから被災地の現場で、いろんな人が出るだろう、と。
リーダーシップ取りたがる人もいるだろうし、
とにかく手を動かしたいという人もいるという中で、
どうやって、お互いを信じあっていけばいいのか。
「人狼」は、そういう場面での、
コミュニケーションの訓練になるかもしれないですね。
そうなんです。
相手の表も裏も理解した上で、
信頼を築くためのコミュニケーションをとることが出来たら、
それはきっと、役に立つスキルになるんじゃないかと思います。
(2012年4月 東京都港区にて)
                  【清水宣晶からの紹介】
『人狼ゲーム』という、ものすごく面白いiPhoneアプリがあるという噂を聞いて、初めて遊んでみたのは、一年くらい前のことだった。
その後、人が大勢集まる機会がある時に、『人狼ゲーム』を何度かやるうち、少しずつゲームの奥深さが理解出来てきて、そのゲームバランスの秀逸さがわかってきた頃、開発者である鈴木さんのお宅で遊ぶ機会があった。
その時、話を聞いて驚いたのは、鈴木さんが、デザインからプログラムまで、アプリのすべてを一人で制作していたということだった。
ソフトハウスが様々なジャンルのプロを集めて作るようなクオリティーのゲームを、一人で、仕事の合間に作ってしまうというのは、尋常なことではない。
しかも、ものすごくオシャレな人で、本業では広告代理店のプロデューサーをやっているという、そのミステリアスさにますます興味を惹かれて、別日に、じっくりと話を聞かせてもらいに行った。
鈴木さんは、モノ作りに必要なひととおりのスキルと思慮深さと根気強さを、高いレベルで持ち合わせた、根っからのクリエーターで、話をしていて、ものすごく刺激を受ける部分が多かった。
(実際に『人狼ゲーム』をやっていない方には、今回の話しがイマイチ伝わりにくいところがあると思うので、iPhoneをお持ちの方は、ぜひ実際に体験をしてみてください)
                『人狼ゲーム』という、ものすごく面白いiPhoneアプリがあるという噂を聞いて、初めて遊んでみたのは、一年くらい前のことだった。
その後、人が大勢集まる機会がある時に、『人狼ゲーム』を何度かやるうち、少しずつゲームの奥深さが理解出来てきて、そのゲームバランスの秀逸さがわかってきた頃、開発者である鈴木さんのお宅で遊ぶ機会があった。
その時、話を聞いて驚いたのは、鈴木さんが、デザインからプログラムまで、アプリのすべてを一人で制作していたということだった。
ソフトハウスが様々なジャンルのプロを集めて作るようなクオリティーのゲームを、一人で、仕事の合間に作ってしまうというのは、尋常なことではない。
しかも、ものすごくオシャレな人で、本業では広告代理店のプロデューサーをやっているという、そのミステリアスさにますます興味を惹かれて、別日に、じっくりと話を聞かせてもらいに行った。
鈴木さんは、モノ作りに必要なひととおりのスキルと思慮深さと根気強さを、高いレベルで持ち合わせた、根っからのクリエーターで、話をしていて、ものすごく刺激を受ける部分が多かった。
(実際に『人狼ゲーム』をやっていない方には、今回の話しがイマイチ伝わりにくいところがあると思うので、iPhoneをお持ちの方は、ぜひ実際に体験をしてみてください)














 第286話 岩上健太郎
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第276話 金澤金平 第275話 近谷浩二
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第256話 堺大紀 第255話 塚原諒
第255話 塚原諒 第254話 鈴木優介
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第253話 藤原みちる 第252話 濱野史明
第252話 濱野史明 Mike Davis
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第250話 松本菜穂 第249話 大竹恭子
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第248話 前村達也 第247話 あや
第247話 あや 第246話 須田高行
第246話 須田高行 第245話 福原未来
第245話 福原未来 第244話 古谷威一郎・育子
第244話 古谷威一郎・育子 第243話 井出天行
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第242話 吉澤希咲子 第241話 竹内真紀子
第241話 竹内真紀子 第240話 熊本敦子
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第239話 飯塚悠介 第238話 ハン・クァンソン
第238話 ハン・クァンソン 第237話 山本勇樹
第237話 山本勇樹 第236話 吉川徹
第236話 吉川徹 第235話 室伏那儀
第235話 室伏那儀 第234話 石川伸一
第234話 石川伸一 第233話 北幸貞
第233話 北幸貞 第232話 石田諒
第232話 石田諒 第231話 久保礼子
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第230話 青山光一 第229話 永富さおり
第229話 永富さおり 第228話 Simeon
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第216話 カトーコーキ 第215話 服部秀子
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第208話 依田昂憲 第207話 森村ゆき
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第204話 中村里子 第203話 柳澤龍
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第202話 細川敦子 第201話 山岸直輝
第201話 山岸直輝 第200話 中澤眞弓
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第198話 四登夏希 第197話 森田秀之
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第196話 山﨑恭平 第195話 豊田愛子
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第180話 小園拓志 第179話 あらいみか
第179話 あらいみか 第178話 麻生沙織
第178話 麻生沙織 第177話 豊田陽介
第177話 豊田陽介 第176話 出口治明
第176話 出口治明 第175話 森岡真葵子
第175話 森岡真葵子 第174話 阿部翔太
第174話 阿部翔太  第173話 多苗尚志
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第172話 石井貴士 第171話 田中美妃
第171話 田中美妃 第170話 井手剛
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第169話 ひらつかけいこ 第168話 住田涼
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第164話 大野佳祐/豊田庄吾 第163話 ウサギノネドコ
第163話 ウサギノネドコ 第162話 小野寺洋毅
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第161話 はる@よつば 第160話 森村隆行
第160話 森村隆行 第159話 篠原祐太
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第158話 ナカムラケンタ 第157話 大野雅子
第157話 大野雅子 第156話 クラリスブックス
第156話 クラリスブックス 第155話 紀乃のりこ
第155話 紀乃のりこ 第154話 川島優志
第154話 川島優志 第153話 木村孝・真由美
第153話 木村孝・真由美 第152話 佐藤明日香
第152話 佐藤明日香 第151話 大槻美菜
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第150話 吉村紘一 第149話 森村ゆき
第149話 森村ゆき 第148話 辰野まどか
第148話 辰野まどか 第147話 大橋南菜
第147話 大橋南菜 第146話 アラ若菜
第146話 アラ若菜 第145話 宮原元美
第145話 宮原元美 第144話 源侑輝
第144話 源侑輝 第143話 山本慎弥
第143話 山本慎弥 第142話 熊崎奈緒
第142話 熊崎奈緒 第141話 山中思温
第141話 山中思温 第140話 徳永圭子
第140話 徳永圭子 第139話 木戸寛孝
第139話 木戸寛孝 第138話 上村実生
第138話 上村実生 第137話 吉田秀樹
第137話 吉田秀樹 第136話 平世将夫
第136話 平世将夫 第135話 杉なまこ
第135話 杉なまこ 第134話 田村祐一
第134話 田村祐一 第133話 小橋賢児
第133話 小橋賢児 第132話 竹沢徳剛
第132話 竹沢徳剛 第131話 草野ミキ
第131話 草野ミキ 第130話 藤沢烈
第130話 藤沢烈 第129話 竹田舞子
第129話 竹田舞子 第128話 KERA
第128話 KERA 第127話 石神夏希
第127話 石神夏希 第126話 山本恭子
第126話 山本恭子 第125話 吉村紘一
第125話 吉村紘一 第124話 小原響
第124話 小原響 第123話 小笠原隼人
第123話 小笠原隼人 第122話 鈴木教久
第122話 鈴木教久 第121話 物井光太朗
第121話 物井光太朗 第120話 山本大策
第120話 山本大策 第119話 中村真広
第119話 中村真広 第118話 柳澤大輔
第118話 柳澤大輔 第117話 菊池大介
第117話 菊池大介 第116話 岩村隆史
第116話 岩村隆史 第115話 大嶋望
第115話 大嶋望 第113話 今井健太郎
第113話 今井健太郎 第112話 高橋政臣
第112話 高橋政臣 第111話 栗田尚史
第111話 栗田尚史 第110話 上村雄高
第110話 上村雄高 第108話 野口恒生
第108話 野口恒生 第107話 内野徳雄
第107話 内野徳雄 第106話 森村泰明
第106話 森村泰明 第105話 中村洸祐
第105話 中村洸祐 第104話 竹下羅理崇定部
第104話 竹下羅理崇定部 第103話 田中美和
第103話 田中美和 第102話 本田三佳
第102話 本田三佳 第101話 門松崇
第101話 門松崇 第100話 浅見子緒
第100話 浅見子緒 第099話 たきざわまさかず
第099話 たきざわまさかず 第098話 大野佳祐
第098話 大野佳祐 黄昕雯
 黄昕雯 第096話 山本達夫
第096話 山本達夫 第095話 本田温志
第095話 本田温志 第094話 内田洋平
第094話 内田洋平 第093話 沢登理永
第093話 沢登理永 第092話 辰野しずか
第092話 辰野しずか 第091話 マツダミヒロ
第091話 マツダミヒロ 第090話 宮坂善晴
第090話 宮坂善晴 第089話 大久保有加
第089話 大久保有加 第088話 谷澤裕美
第088話 谷澤裕美 第087話 笠井有紀子
第087話 笠井有紀子 第086話 高杉なつみ
第086話 高杉なつみ 第085話 菅野尚子
第085話 菅野尚子 第082話 小座間香織
第082話 小座間香織 第081話 山口夏海
第081話 山口夏海 第080話 藤田伸一
第080話 藤田伸一 第079話 森田英一
第079話 森田英一 第078話 新井有美
第078話 新井有美 第077話 神田誠
第077話 神田誠 第076話 紺野大輝
第076話 紺野大輝 第075話 花川雄介
第075話 花川雄介 第074話 間庭典子
第074話 間庭典子 第073話 木村由利子
第073話 木村由利子 第072話 有紀天香
第072話 有紀天香 第071話 山崎繭加
第071話 山崎繭加 第070話 佐藤孝治
第070話 佐藤孝治 第069話 金澤宏明
第069話 金澤宏明 第068話 山田康平
第068話 山田康平 第067話 西野沙織
第067話 西野沙織 第066話 川端利幸
第066話 川端利幸 第065話 岩下拓
第065話 岩下拓 第064話 清水宣晶
第064話 清水宣晶 第063話 高橋慶
第063話 高橋慶 第062話 山本麻子
第062話 山本麻子 第061話 木村孝
第061話 木村孝 第060話 田島由香子
第060話 田島由香子 第059話 石井英史
第059話 石井英史 第058話 巻山春菜
第058話 巻山春菜 第057話 多苗尚志
第057話 多苗尚志 第056話 梅沢由香里
第056話 梅沢由香里 第054話 西村友恵
第054話 西村友恵 第053話 山口絵美
第053話 山口絵美 第052話 高木大
第052話 高木大 第050話 武藤貴宏
第050話 武藤貴宏 第049話 高橋早苗
第049話 高橋早苗 第047話 清水元承
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第046話 貴田真由美 第045話 伊藤敦子
第045話 伊藤敦子 第044話 シミズヨシユキ
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第043話 武藤正幸 第042話 木村音詩郎
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第041話 中村文則 第040話 野口幸恵
第040話 野口幸恵 第039話 深森らえる
第039話 深森らえる 第038話 貫名洋次
第038話 貫名洋次 第037話 黒澤世莉
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 第002回公開インタビュー
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